国のお金の使い方なんだから大いに議論してもらっていいと思いますけどね。

2020年11月24日

まず前置き。
別に、安倍首相を擁護しようとか思わないし、現在の国の運営に文句がないとかではないのです。

でもね。

議論が薄いんですよ。

新型コロナウイルスで需要が落ち込んだ旅行や外食産業などの需要喚起策「Go Toキャンペーン事業」の委託先の選定を巡り、経済産業省が委託費の上限を3095億円としていることが明らかになった。野党は巨額の税金投入だと批判し、追及する構えだ。

経産省の委託費上限3095億円 「GoTo キャンペーン」 野党追及へ(2020/6/24リンク切れ)

立憲民主党枝野幸男代表は1日の党会合で、持続化給付金をめぐって国から支給事務を受託した法人が別会社に再委託し、20億円の差額が生じた問題について、「『中抜き』と、優遇的に選んだ業者なのに給付金交付手続きも進んでいないのは深刻な問題だ」と厳しく批判した。  
立憲など野党は差額の実態や受託手続きの解明を求め、政権を徹底追及する方針だ。  
この法人は一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」。
新型コロナウイルス感染症の影響で減収した事業者への給付金支給を国から769億円で受託し、別会社に749億円で再委託した。

枝野立憲代表、事業再委託は「中抜き」 野党、差額20億円の実態追及(2020/6/24リンク切れ)

どっちもね、経費が高すぎると・・・・・・

だからどう高すぎるのかを指摘してくれと・・・・・

比較論もない、中身もない、そんなただ「高い!」っていうことなんて、ただのいちゃもん付けでしょ。

もちろんいちゃもん付ける仕事も必要なのかもしれないけど・・・・・

「立憲など野党は差額の実態や受託手続きの解明を求め、政権を徹底追及する方針だ。 」

子供か!

いつもこの繰り返し。

サービスデザイン推進協議会」の方については、週刊文春が、「トラブル続出 コロナ「持続化給付金」を769億円で受注したのは“幽霊法人"(2020/11/24リンク切れ)」だったなんてな報道もしていますが。

で、幽霊法人が間に入ると法律・規則・ルール的に問題があるの?という点については書いていない。

別にね、杓子定規に法律に規定していないから大丈夫とかいうつもりはないけど、嫌いだから嫌いみたいないい方はどうなんだろうと思ってしまう。

で結局、

野党が1日に開いた政府へのヒアリングで、経産省は差額の約20億円の内訳について、給付金の振込手数料が約15・6億円、人件費が約1・2億円、残りは旅費や事務用品費と明らかにした。野党は「電通が直接受託すればコストダウンできた。中抜きではないか」などと批判。経産省は「協議会は遂行能力を持っており、委託費は必要な額」と説明した。

持続化給付金 なぜ再委託? 差額20億円の用途は? 説明渋る与党

こんな程度の内容で終わりかい?

振込手数料 15.6億円÷550円≒2,836,363件

人件費 1.2億円÷2,836,363件≒1件当たり42.3円   ???

この計算式はいい加減なものですが、こうした内容の吟味なくして高いとか安いとか、意味がないと思うのですが・・・・・

そもそも別途再委託しているのに、元請が振込手数料を持つのは、おかしくないかい?とか・・・・・

すごく、前向きに考えて、こうしたことに対する議論がどこかでされているなら、もう少し国民の目に触れるところにあるべきだと思うのですが・・・・・

なんだかなあ。

政治

Posted by ymo