連帯保証人の重み

2020年7月2日

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とあるアパートのとある賃借人の連帯保証人から、不動産会社に、
「連帯保証人から抜けたいんだけど」
という相談が来ました。

連帯保証人は賃貸人のお父さん。

もうご高齢なこともあり、息子が家賃滞納しても、自分じゃ払えないなあと心配になったんだそうです。

まあ、簡単な話、大家さんとすれば、息子(賃借人)が連帯保証人を他に立てれくれれば問題ないわけです。
でも、こういった場合はそんな単純ではない場合が多く、息子は他に連帯保証人を連れてこれない。

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更には家賃保証の会社もこの息子の審査の結果、受け付けられないなんていうことになるわけです。
こうなると、どうなるのか・・・・・。結果、

連帯保証人から抜けられない

ということになるわけです。

こういった話は往々にしてよくあるようで、
情報源: アパートの保証人を辞めたい – 借金・債務整理 – 専門家プロファイル

サイトを検索すると、こんな感じの回答が出てきます。
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連帯保証人って、簡単になるもんではないというのが、この点からもよく分かります。

それでも、連帯保証人を抜けたいと思った場合、どんな解決方法があるのかというと、こんなサイトを見つけました。

情報源: 連帯保証人を解除できる可能性がある8つのケース(2020/7/2リンク切れ)

これに書いてある8つのケースですが、内5つまでは、かなりレアなケースのような気がします。

①勝手にやられた(意思がない)
②騙された
③勘違い
④詐欺
⑤脅迫

残り2つは未成年や親子関係絡み。
そして残り1つは、更新の問題になります。

ところがいずれの場合にせよ、訴訟に発展する可能性が高く、相手側の出方如何によっては、そんなに簡単に抜けられそうもありません。

やはり、連帯保証人とは、言葉の通り「連帯」するものであり、一旦連帯したら、そう簡単には抜けられないようです。

となると、保証人なんていう言葉が適切なのかどうか、考えてしまいます。

もう少し重みのある、やばい感じのする単語に切り替えた方がよくはないでしょうか?

例えば、契約者に対して連帯契約者とか、もう少し主体性のある立場に言葉を置き換えた方が良い気がします。

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世の中もう少し保証人と言う言葉には、軽い感じがするのは、私だけなのでしょうか?

法律

Posted by ymo