マスコミの報道姿勢
生来ひねくれ者の私ですので、みんながみんな一斉に同じことを言い出すと、ん？と思ってしまいます。
ですから、マスコミの報道については、いつも眉唾状態で、見ているわけです。 
その中で、この間、聞いた話が「なんだかなあ」と思ったので、書いてみました。
ネタ元は、
辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！ – AMラジオ 1242 ニッポン放送
の8月2日放送分であります。
佐世保高１女子殺害事件の話から、少年法に守られた、今の少年犯罪者の加害者側の報道の仕方について、色々コメントがあったわけですが、そこから脱線した話として、
- 被害者感情に配慮して、婦女暴行事件は、基本的に単発では報道されない。
- しかし、唯一、単発の事件でも報道される場合がある。
という話がありました。
辛坊氏は、民主主義国家のあり方として、加害者の氏素性位、ちゃんと報道すべきだという論調でしたが、それについては、まあ私も反対論者と議論するつもりもないので、正直どっちでも良いと思うのですが。
しかし、婦女暴行事件の事件自体を単発だと、報道しないというのは、なんなんだと思いました。
先日やっと報道があった、新潟県新発田市での殺人事件。
連続殺人事件？新潟県新発田市で発見された二人の謎の白骨化遺体
2014年4月に新潟県新発田市で発見された二人の白骨化遺体。
どちらも行方不明になっていた20代女性のものでしたが、果たして連続殺人事件の可能性はあるのでしょうか？
新発田市周辺では女性が暴行される事件が複数起きているそうです。
更新日: 2014年06月13日
辛坊氏は、この事件を例に、単発の婦女暴行事件をマスコミが報道しないので、おそらく犯人が捕まらず、おそらく周囲の人も警戒しないため、連続婦女暴行事件になってしまっているはずだ！というようなことを申しておりました。
確かに、新発田市の事件の報道で違和感を感じたのは、逮捕された犯人の話に続いて、付近で白骨死体が発見されており・・・・？ん？ 発見されておりって、いつの話じゃい！ってなったわけです。
また、報道によっては、さらっと、
同市内では昨夏以降、女性が暴行される事件が複数発生している。
こんな文章が付け加えられていたりして。
新潟県新発田市真野原のやぶの中で今年４月、同市のパート女性（当時２２歳）が遺体で見つかった事件で、殺人容疑などで逮捕された同市大栄町、無職 喜納 きな尚吾被告（３１）が、監禁罪などで起訴された３件も含め、いずれも被告宅から２キロ圏内で女性を連れ去っていたことが分かった。
2キロ圏内って、そんな狭い場所で、複数行方不明や暴行事件があったら、報道しようよ、マスコミはって、感じです。
まあ、警察発表がないと、何もしなかったんでしょうけど。
なんだかなあ。
で、話が飛びましたが、辛坊氏の言う所の、唯一単発の婦女暴行事件でも即座に報道されるっていうのが、米軍関連（兵士）の人が、事件を起こした場合。 
確かに米軍が事故や事件を起こすと、必ず報道しますよね。
なんだかなあ。
そりゃ、全て世の中に起こる森羅万象をニュースにしろとは言わないですが、全マスコミが足並みを揃えないで、違うニュースを追いかけて欲しいと思うのは、私だけでしょうか。
ある番組が米軍反対って言ったら、米軍バンザイっていう報道機関があってもいいと思うのです。