最近のマスコミのおかしさ

2020年7月3日


マスコミというのは、常に多くの一般的視聴者や読者に向けた平均的視線で話すことを求められていると、個人的思っています。
ですから、一般的でない話を見ると、どうしても、食いつきたくなります。


情報源: 不倫夫と別れた専業主婦が直面する「貧困」 (東洋経済オンライン) – Yahoo!ニュース
 

この連載では、女性、特に単身女性と母子家庭の貧困問題を考えるため、「総論」ではなく「個人の物語」に焦点を当てて紹介している。

 
とのことなので、どんな貧困な方が出てくるのかと思う。
 
貧困(ひんこん、英: poverty)は、貧しく困る様を表す形容動詞。
まずし‐い まづしい 貧しい《形》

  1. 貧乏だ。
  2. 乏しくて劣っている

 
貧乏・貧困・貧しい、最近の日本では、さほど困っていなくても、簡単にこの言葉が出てくる。
確かに相対的な意味では、豊かになった日本で少しでも困窮していれば、貧困なのかもしれないが、何か違うと思ってしまう。

今回紹介するのは、2人の子どもがいるシングルマザー40歳。貯金がある彼女は現在は貧困ではないが、「貧困予備軍」だ。

 
貧困問題を考えるきっかけにする話なのに、貯金はあって、現在貧困でもなく、貧困予備軍の話をするって意味が分からない。

なんだかなあ。

おまけに、先を読み進んでいくと、全く貧困予備軍ではないことが、分かってくる。
世の中には、もっと困窮している人、なんとかしたくても体の問題、年齢の問題で、どうにもできない人もたくさんいるのに。

  1. 20畳あるリビングには大理石のテーブルに大型テレビ
  2. 月2万円の児童手当と月5万2330円(2016年7月までは4万7000円)の児童扶養手当
  3. 2年前の離婚のとき、自宅と高級車、600万円の養育費を一括でもらっている。
  4. 完全に破綻した生活環境だ。
  5. 旦那に専業主婦を強制されて、離婚されて30歳台後半で放り出された。働きたくても仕事はない

 
自宅もある、車もある、貯金もまだ残っている。
40歳になったとは言え、働けないような体でもない。
完全に心の問題だ。
というか、これまで、散々楽な生活をしてきたのだ、この人が、たまたま夫に裏切られて離婚されたからと言って、なんで貧困問題を考える例題になるのか意味が分からない。
家を売って、車を売って、貯金をうまく使えば、働かなくても何年も生きていける。
こんな人を貧困問題の例題にして欲しくない。

なんだかなあ。

時事

Posted by ymo