国のオンラインのお粗末

2020年11月22日

この記事に、結構笑った。

というか、半泣きな感じ。

なんだかなあ。

秋田市は、国民1人に10万円を配る「特別定額給付金」のオンライン申請の入力内容に不備が多いため、29日午後5時15分で受け付けを終了する。(5/23(土) 14:54配信)

10万円特別給付金、7割に入力ミス 秋田市のオンライン申請終了へ(6/1にリンク切れ;配信停止)

オンラインでの申請を終了する?

ん?

で、更に

市によると、オンライン申請の終了は秋田県内で初めて。全国でも受け付けを中止し、郵送のみとする自治体が相次いでいる。

10万円特別給付金、7割に入力ミス 秋田市のオンライン申請終了へ(6/1にリンク切れ;配信停止)

と書いてある。

ええっと思ってぐぐったら、以下は終了。

山梨県笛吹市 5/22

岡山県岡山市 5/24

徳島県高松市 5/24

オンライン申請の受付を停止または中止した団体も同日までに3団体ある。

10万円給付のオンライン申請、負担大で中止する団体も 総務省は申請確認ソフト提供(2020/11/22リンク切れ)

この微妙に少ない団体数がなんなのかも不明だが、他が追随してくる前に、こうして決定したことは、私からしたら大英断だと思う。

この市町村長は、偉いと個人的には思う。

しかし、いずれしろ、不備多すぎということだけは、間違いないよう。

ただでさえ普段はない業務を、地方自治体にやらせて、おまけに申請不備続出って、どんな申請方式なんだか。

兵庫県川西市では19日までに3000件を超えるオンライン申請がありましたが、二重申請のほか振り込み先の口座や氏名などの誤りなど半数に何らかの問題があったということです。さらにマイナポータルと自治体のシステムが直接は連動していないため、住民基本台帳との照合を手作業で行う必要があり、19日も対策チームが作業に追われていました。

現金10万円給付 オンライン申請 各地で課題が浮き彫りに(2020/6/24リンク切れ)

まず二重申請ってなんなんだ。

マイナンバーカードを基本として入力するのに、なんで二重になる?

二重になったら、わざわざメールアドレスを登録しているんだから、自分でチェックさせればいい。

メールを送ったら、迷惑メールへ行っちゃった・・・・しらんがな、そんなの自己責任でしょ。

わざわざマイナンバーカードをスキャンさせて、メールアドレスまで登録させて、申請状態がどうなってるかなんて、オンラインで確認させればいい。

電話が来たら、自分で確認してくださいって。

そもそも、マイナンバーカードをスキャンするか、NFCで読み込ませなければならない段階で詰んでいると思う。

ネットバンクでそんなところあるか?

二段階認証で不安なら、三段階認証にでもすればいい。

おまけに「マイナポータルと自治体のシステムが直接は連動していないため、住民基本台帳との照合を手作業で行う必要があり」????

この文章からすると、最初から手作業、予定済み・・・?

なんだかなあ。

このサイト上で振込先の口座番号や家族の氏名など必要な項目を入力して送信するだけで各自治体に情報が届き申請の手続きが完了するため、国は迅速な給付が可能になるとしています。

現金10万円給付 オンライン申請 各地で課題が浮き彫りに(2020/6/24リンク切れ)

だからなめてんのかと。

マイナンバーカードを読み込ませた上に、家族の氏名を入力する・・・?

意味がわからん。

ただ、このサイトはすでに申請を終えた人が再び手続きをやり直した場合や、世帯主ではない人が手続きした場合も受け付けてしまう設計になっています。

現金10万円給付 オンライン申請 各地で課題が浮き彫りに(2020/6/24リンク切れ)

世帯主でない人が手続きした場合も受け付けてしまう設計になっています!って、その言い方って、明らかに設計ミスでしょ。

馬鹿なの。

このため、きちんと申請できているか不安になった人が何回も手続きを繰り返したり、誤った内容で申請されたりしたケースでも各自治体に新規の申請として送信され、自治体側はその都度、住民基本台帳と照合して内容に誤りや重複がないか確認する作業が必要になっています。

現金10万円給付 オンライン申請 各地で課題が浮き彫りに(2020/6/24リンク切れ)

何回も手続きを繰り返したことが、なぜ新規での申請となる???????

もはや理解不能。

こうした状況が起きていることについて内閣府は「マイナポータルはあくまで自治体と利用者をつなぐ導管の役割で、国は個人情報を管理していないため入力内容が正しいかどうかをシステム上で判断することは出来ない。利用者に申請段階で誤りが無いか確認を徹底してもらうしかない」としています。

現金10万円給付 オンライン申請 各地で課題が浮き彫りに(2020/6/24リンク切れ)

自治体がやることを、勝手に国がしゃしゃり出て、申請を受け付けて、受理した後は、自治体にまるなげって、ここでは言ってるわけで・・・・・・・

そんなもん、オンライン申請やる意味あったの?

自治体の作業を増やして、経済対策でもしかったのか?と勘ぐってしまう位、アホです。

これだけ世の中、オンラインでなんでもできるようになってるのに、いつまでたっても、これじゃあねぇ。

かなりやばいと思うのは、私だけなんだろうか?

 

調べていて、更に腹の立つ記事をみつけた。

新型コロナウイルス感染防止への対策として住民1人当たり一律10万円を給付する「特別定額給付金」の郵送による申請書について、総務省はOCR(光学的文字認識)を利用しやすい様式に変更する。2020年4月27日までに自治体に通知した。国が示した実務様式が関係者による提案で変更されるのは珍しい。

10万円給付の郵送申請書をOCR対応に、総務省が異例の様式変更

OCRを利用しやすい様式に変更って・・・・・・じゃあ最初はまさか手作業、目視で、すべてチェックするつもりじゃ・・・・・・絶句。

【追記:2020/5/31】

支給開始競争をあおる政府広報、事前調整のない制度設計―。  1人10万円の特別定額給付金をめぐり、事務手続きに追われる自治体から国への不満が噴出している。時事通信社が県庁所在都市などを対象に行ったアンケート調査で、国と自治体との溝が浮き彫りになった。

給付に支障、不満噴出 「競わせないで」「調整を」 国と自治体、溝あらわに (yahooニュース 2020/6/15リンク切れ)

と、まあこうなるわなぁ。

このオンライン申請に限らず、国のやることは制度設計というか広報がいい加減すぎると思う。

発表するのはいいけれど、いかにもいますぐに何とかできますよ的なことを言っていて、実際には先々のことなのに・・・・・

マスクの話しかり、実際には2か月後に起こることを、いまやっているかのように言うのは、本当にやめて欲しい。

実際の社会でそれをやれば、詐欺だと言われるのに。

なんだかなあ。

政治,時事

Posted by ymo