次亜塩素酸水についての難癖

2020年6月4日2020年7月16日

なんくせ【難癖】
（わざわざ見つけた）非難すべき欠点。「―をつける」（ことさらにあらを探して悪く言う）
Oxford Languagesの定義

最初は考察っていうタイトルにしようと思ったんだけど、まあそんなにきちんと考察するわけでもないしなと、思いとどまり、このタイトル。

次亜塩素酸水（じあえんそさんすい）は、2002年食品添加物（殺菌料）に指定された（2012年改訂）、10～80ppmの有効塩素濃度を持つ酸性電解水に付けられた名称である。
次亜塩素酸水

まあこんなに古くからあったもんだとは知らなかったけど。

新型コロナウイルスのせいで、除菌するものが買いだめされ、品薄になり、クローズアップされることになり、私もこの「次亜塩素酸水」という単語を知るに至り、何か違和感を感じていた。

その違和感は、具体的には何だったのか分からないが、今にして思えば、アルコール除菌に代わるものなら、なんで前々から有名ではなかったのか、とかそもそもアルコール除菌ってそんなになんでも有効なのか？・・・・・という素朴な疑問だったと思う。

もっともそもそもコロナウイルスについては、このブログでも再三言っているように、それほど気にしていないし、いまだにマスクをしないでうろついている人間なので、そもそも除菌自体に無頓着であったが。

普通の人は、なぜみんな盲目的に、周囲がマスクをするとマスクをして、周囲がアルコール除菌をすると、我先にアルコール除菌をするのか、意味が分からない。

どうして？という目線が基本的に欠落していると思うのは、私だけだろうか？

で、これだよ。

製品評価技術基盤機構(NITE)は、新型コロナウイルスへの消毒目的として利用されている「次亜塩素酸水」について、現時点において「新型コロナウイルスへの有効性は判断できない」との中間結果を公表した。特に、噴霧での利用は安全性が確認されていないと注意喚起している。
次亜塩素酸水、噴霧での利用は控えて（yahooニュース　2020/6/15リンク切れ）

有効性が判断できないならまだして、

「消毒剤噴霧」「空間除菌」の効果は証明されておらず、人体に有害な可能性あり

有害ってなんだ！

ネットでぐぐると、

次亜塩素酸水で新型コロナ不活化「30秒以下で」　北海道大学とエナジック社が実証

5/15にはこんな記事もあったりして・・・・・

それにしてもコロナに振り回されているのが、よくわかる。

そしてこれには笑った。

室内空間除菌（加湿器・噴霧器）での使用法
加湿器・噴霧器の中に次亜塩素酸水を入れて噴霧させると空間の除菌・消臭に有効です。
そのため、外部からの菌の持ち込みによる感染のリスクを大きく減らすことができます。
また、加湿器タンク内の除菌もできます。
※次亜塩素酸水の濃度50ppm（0.005％）の場合： 1～3倍（次亜塩素酸水１Lに対して水最大2L）に希釈してご使用ください。部屋の広さ、噴霧時間、人の出入りによって濃度を調整ください。
『次亜塩素酸水』の使い方　ウイルスを除菌・消臭できる｜加湿器にオススメ

これだけ読めば、次亜塩素酸水を噴霧すれば、コロナ対策になるかのような記事。

今年の4月の日付があるので、完全にコロナ対策を狙った記事にしか見えない。

とことが、同じページの下の方には、