森林はCO2を吸収する・・・・?

この話も、中部大学の武田邦彦先生のPodcastを聞いていて知ったことです。
現在Googleで、森林はCO2を吸収しない、という検索ワードで、検索すると以下のページが出てきます。
森林は二酸化炭素を吸収しない-zaq
武田邦彦(中部大学)森林はCO2を吸収するか?
そして、5番目に林野庁のページで、
森林は二酸化炭素吸収しています-農林水産省
ondanka2
というページが出てきます。
まあ世の中で武田先生だけが、言っているのであれば、おかしいでしょうとなるのですが、トップに他の人も言っているので、まあ世の中での異論ではないのでしょう。
森林がCO2を吸収しないと書いてある理由は、循環の問題によるそうです。
確かに森林が木である限りは二酸化炭素を貯蔵していますが、結局は最後に朽ち果てて二酸化炭素に戻って行きます。
二酸化炭素に関してだけ言えば、成熟した森を維持することと、木造家屋を立てる事は、二酸化炭素を大気中に放出しないという意義があります。
しかし森林が二酸化炭素を無限に吸収していくわけではありません。
これは、林野庁のページにもそういう記載が若干見え隠れしています。
例えば、

成熟した森林になると吸収量に対する呼吸量がだんだん多くなり二酸化炭素の差し引き吸収能力は低下していく。

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間伐した樹木は、そのままではやがて腐朽して二酸化炭素として大気中に放出されますので、ただ間伐するだけではなく、間伐材として利用する必要があります。

また林野庁の計算には、木が生きている間のことだけしか記載されていません。
素人の私はそれまで森林はCO2を吸収しているとばかり思っていました。
排気(呼吸)している分は、全く考えていませんでしたし、もちろん木が死んでからのことなどを考える余地もありませんでした。
はっきり言って騙されていると思います。
やはりちゃんと正確に、森林を増やし、そして木材を有効活用することによって、CO2が減るんだという事を、林野庁や農林水産省にはきちんとPRしてもらいたいと思います。
なんだかなぁ。

時事

Posted by ymo