人と反対のことが言える社会

私は父によく
「世界には全員一致になったら物事を決めてはいけない社会(国?)がある」
「人と反対のことが言えるのがまっとうな社会だ」
と聞かされて育ちました。
なので、全体主義的な論調になりがちな今の日本にはどうもついていけません。
url
そういう意味では、宋 文洲氏のお話は、よく全体の流れと違うことを言われるので、いつも面白く拝聴しております。
banner_mailmaga1c
9/19配信の「宋メール:新聞の誤報に思うこと」も面白く読みました。
朝日新聞が謝ったら、突然みんなで朝日新聞叩きを行うのは、先日も書いた通り、私も不思議で仕方ありません。
朝日新聞への取材拒否
宋さんの文章には一部、それは違うだとうと思うこともありますが、間違いなく、朝日新聞の誤報はたしかに誤報だが、政治家の軽薄さという点は賛成に値すると思います。
仮に朝日新聞が、従軍慰安婦や吉田調書について間違った見解を述べていると思えば、別のメディアがそれを取り上げれば良いことですし、日本で朝日新聞がものをいうと、それが正しいことであると確定してしまう日本がおかしいのでしょう。
IMG_9469
吉田調書については、すぐに産経がやりかえしたわけですが、従軍慰安婦問題については、河野談話が出たように、政治家までそれに乗ったわけですから、朝日新聞だけの責任にするのはおかしいと、私も思います。
20130531050533c31
とにかく、全体主義的論調には、なんだかなと思ってしまいます。
(もちろん、朝日新聞の誤報は問題なのですが、それだけが問題というのは、嫌だということです。)

時事

Posted by ymo