高江ヘリパッド問題
基本的に、沖縄に米軍基地がある問題については、あまり触れないようにしています。
何故かって？
面倒くさいからですよ。
民主主義は多数決が基本ですが、最近の民主主義は少数派保護、既得権優先で面倒くさいからです。
どっちも正しいわけですが、いつかは結論を出さなければならないわけです。
究極の選択ですよね。
え？何がって？
だから沖縄に基地があるか、ないかという１点に立てば、これはいつか答えを出さなければならないわけですし、答えを出さないのであれば、結局は沖縄に基地があるという状態に変更はないわけです。
ところが日本人は面と向かって議論をするのは嫌いです。
結論を先送りにします。
先送りにした結果は、先ほど書いたように、何も変わらないわけです。
さて、最近、「高江ヘリパッド問題」というのがニュースに出てくるようになりました。
ヘリパッドとは、ヘリコプターが離着陸するところなわけで、沖縄に高江というところがあって、ヘリパッドを作ろう？ないしは拡張しようということについて、色々トラブルが起こっているということなんだと、想像はつきます。
情報源: ヘリパッド – Wikipedia
情報源: 高江ヘリパッド問題ってなに？
このサイトによれば、
- 移設条件付きで普天間飛行場や北部訓練場など11の基地を「返還」することが、日米両政府間で合意された。
- 北部訓練場の「返還」条件は、高江に新たに6ヵ所のヘリパッドを建設することでした。
とのことのようですが・・・・・
高江の人達にすれば、自分たちの住むそばにヘリパッドなんか作られてしまうのは、全く困った問題なわけです。
でも、
しかしそれは、決して負担の軽減にはなりません。
と一行で断じていますが、北部訓練場が返還されるんじゃないの・・・・？と思ってしまいます。
なんだかなあ。
繰り返しになりますが、沖縄基地問題には触れたくない事情はここにあります。
少数の人をないがしろにする気はありませんし、そうかといって沖縄に米軍がいなくなれとも断じられません。
その辺の「なんだかなあ」感は、有名な「やまもといちろう」氏のブログに書いてありますので、読んでください。
情報源: やまもといちろう 公式ブログ – 高江のヘリパッドとノイジーマイノリティの雑感 – Powered by LINE
で、高江の人達が反対するのは分かります。
日本人のほとんどが沖縄の基地問題に興味がないのも、まあ仕方ないのかもしれません。
でも、これだけはまずいだろうということを、友人のfacebookによる書き込みで発見しました。
それが、
情報源: Stop!辺野古埋め立て: 高江工事受注会社、「本部造園(株)」への抗議を始めます。
です。
ジュゴンの海を埋め立てないで！ 高江の受注会社、本部造園(株)にFaxとHPへの抗議を始めています。 大成建設抗議：５時半～西新宿本社センタービル前 ８月は第２週９日に行います。 五洋建設への抗議も始めました： ８月２４日（水曜）５時半ごろから、飯田橋東口で行います。思い思いのプラカードをお持ちください。
高江の受注会社、本部造園(株)にFaxとHPへの抗議を始めています
おいおい、ふざけるなよと。
これは明らかに違法行為ではないかと。
違法行為はひそかにするのが本筋で、こんなにあからさまに違法行為をしようって呼びかけて、何も問題にならないことの方が、私としては恐ろしいと思うわけです。
なんだかなあ。
細かいことを挙げて行ったらきりがないと思いますが、
・ジュゴンの海を埋め立てないで！
→高江のヘリパッドと埋め立ては直接的には関係ないぞ。
・この美（ちゅら、うつくしい）海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌（えさ）場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。
→いやいや埋め立てしなくたって、環境破壊は行われてるって。
・主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。
→主権在民が一部の国民の意見を尊重するという意味なら理解が間違ってるからね。
・ところが、安倍政権は市長選のわずか２日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。
→地方選挙と、米軍の話は、全く別物だからね。
・この工事（北部着陸帯移設工事、 2016.7.1～2017.9.30）を請け負っているのが、本部造園㈱という沖縄の会社で、受注金額は 2 億 1800 万円余りです。
→工事を止める話と、受注金額とどう関係あるんだと。工事金額が高いから問題だってか？本筋と関係ないじゃん。
と、こういうサイトの文章を読んでいると、論理構成が矛盾ばかりで、気持ちが悪くなってきます。
なんだかなあ。