アベノミクス20160825

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アベノミクス(英語: Abenomics)とは、自由民主党の政治家・安倍晋三が第2次安倍内閣において掲げた一連の経済政策に対して与えられた通称である。少数ながら表記揺れに「アベノミックス」「安倍ノミクス」がある。「安倍」と「エコノミクス/エコノミックス(英: economics」を合わせた造語(混成語)。英語・フランス語・ドイツ語ではAbenomics、ロシア語ではАбэномика(アベノミカ)と表記される。なお、国際的にはAbeconomics(アベコノミクス)と呼ばれることも多い。

まあ正直言って、アベノミクスにもあまり興味はない。
何で興味がないかというと、もう何年前の話なんだよという点がある。
当然、当初掲げた経済対策から、何年も経過し、現在の経済対策も変わっているわけで、安倍内閣がやっている経済対策の通称というだけのことだからである。
だからアベノミクスは失敗だったとか、成功だったとかいう場合の、アベノミクスって何を指しているのかという点が、大抵曖昧だからである。
まだアベノミクスの3本の矢は失敗だったという方がましなのだが、それにしたって、3本の矢全部失敗といいたいのかどうかも明確ではないので、この言い方にも若干抵抗はあるのだが。
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それでもマスコミは安倍首相を批判する際に、アベノミクスの失敗ということを焦点にあげたがる。
まあそれはそれで大衆に受けやすいからなのだとは分かっているのだが・・・・・
情報源: 「統計詐欺」に頼るしかなくなったアベノミクスの末路 | 日刊ゲンダイDIGITAL
今回のこの記事もそういった類のものなのかと思って目に留まった。
実際そうだったのだが・・・・・
そうだった=「経済統計の整理・統合に乗り出す方針を明らかにしたのが、そののろしである。」
まだ安倍首相や官房長官がそういったわけではなく、一大臣が言った発言を持って、アベノミクスの失敗をごまかそうとしているかのような記事内容。
まあ、そりゃ、先読みしすぎだろうと思うのは私だけなのか?
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今回の記事に興味があったのは、その点もあるのだが、その点以外にも、統計についての誤謬?の話が出てきたので、面白かった。

  • 地方創生・行政改革担当大臣になった山本幸三が就任直後の会見で、「政府統計が各省間でまったく調整が取れていない。その結果、日本のGDP統計はどこまで信用していいのか分からない」

 

  • 昨年秋には経済財政諮問会議の席上で、麻生太郎財務相が総務省の家計調査が実態を反映しておらず、経済産業省の商業動態統計と乖離が大きいと指摘。

 

  • 安倍側近の桜田義孝自民党行革推進本部長は5月に、「経済政策立案に際して“勘と経験と思い込み”に左右されがちであり、各種統計データの整備、分析について見直すべき」とする同本部としての提言を安倍に提出した。

 

  • 日銀が動きだして、内閣府発表の2014年度の名目GDPは490兆円、実質0・9%のマイナス成長だが、日銀統計調査局が独自の方法で計算すると「30兆多い519兆円で実質2・4%のプラス成長になる」と7月20日に発表

 
はてさて、昔からあったのか、それともここ最近だけの動きなのかは分からないが、これだけ色々な人が、政府の統計が実態と乖離していると思うことに、興味を惹かれたのです。
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思い返せば、私は複数の会社の総務を担当しているので、法人に対しての各種統計調査の書類がごまんと来ます。
正直言って、きちんと回答しているかと言えば、疑問な点も多々あります。

なんだかなあ。

そういった人は何も私だけではないでしょう。
そうした統計の積み重ねをどこまで信用してよいのかという問題については、数十年前と今とでは確実に変化があると思います。
日本人の気質も大きく変わってきましたから、役所からの統計調査に対してどこまで真摯に回答しているかというのは・・・・・
 
そういった回答者の問題点だけではなく、そもそも統計調査は、その調査の質問の仕方、対象者等々様々な要素から成り立っており、それが適切なのかという点についても、誰が議論しているかというと、お役所の担当者に任せっぱなしであり、果たして議論すらされていないのではないかという疑問も常に存在するわけで・・・・・
 
世論調査について、常に一つの目安に過ぎないと言われているのに、統計調査をどこまで信用するかという点についても、考え物だと思うわけなのです。

政治

Posted by ymo