ポピドンヨードと吉村知事とマスコミの報道姿勢

ええと、吉村知事がなんて言ったかとか、ポピドンヨードとコロナの関係とかは、本当はそこが本旨ですが、私はひねくれているので、ここではあまり触れません。

私の主張① 吉村知事も迂闊というか維新の常套手段と割り切っているのか、どっちにしろそういう人なのね。

「ポピドンヨードがコロナに効く」

話を煮詰めて、余計な部分を一切取り除くと、マスコミの言う通り、こうなる。

大阪府の吉村洋文知事と松井一郎大阪市長が、4日午後の会見で新型コロナウイルス対策の一環として、ポピドンヨードの含まれたうがい薬を使うことで、重症化を抑制出来る可能性があると発表した。

「うがい薬を買いに走るような話ではない」吉村知事・松井市長の“効果期待”発表に辛坊治郎が疑問

こういう風に聞いて、そうだ!と思えば、一般人は、ポピドンヨードを我先に買うのは、ごくごく当たり前。

吉村知事が、それを分かっていなくて記者会見を開いたのであれば、「迂闊」
吉村知事が、それを分かっていて記者会見を開いたのであれば、確信犯で「維新の常套手段」

ということで、どっちにしろ、個人的には微妙な感じ。

コロナを広報戦略の一環に使うのはどうなんだろう。
まあ「迂闊」な人というのも微妙だが。

※「維新の常套手段」と書いたのは、このあたりを読んで私が考えた言葉です。
吉村府知事、イソジン騒動が示す「維新流イメージ戦略」の危うい実態

私の主張② 吉村知事の会見の内容がどうであれ、それに乗っかって、そのまま報道するマスコミってなんなのよ。

吉村知事が翌日に「誤解」だことの「コロナが治るまでは言ってない」だの、色々言ったそうですが・・・・・

前述の通り、焚き付けておいて、それはないだろう・・・・というか誤解されるような言い方をしておいて・・・・・

まあこうなってくると、維新の広報戦略なんだろうという思いが強くして来ますが。

問題は、仮に「知事」の記者会見とは言え、それをそのまま何の解釈もつけずに、そのまま報道するマスコミの姿勢にあるような気がします。

仮にも「コロナ」のことについては、これだけ全世界が日本人が注目している話題なわけです。

そんな「コロナ」が治るとか、治りやすくなるなんていう情報を仮にもマスコミが流せば、みんな飛びつくのは、分かると思うのですが・・・・・

報道によっては、重症化抑制まで言ったとか・・・・

FNNニュースは「コロナ重症化抑制結果を発表した」

吉村知事イソジンうがい会見に対する不正確な報道

ですから、維新の広報戦略というのは、こういうマスコミの体質を逆手に取った良い手段だとも思わないでもないです。
基本、マスコミのせい・・・ですから。

それに加えて、吉村知事の発表について、きちんとした知識があれば、すぐに「ちょっと待てよ。」と思うはずなのですが、スルーされて、コロナに効く・・・になってしまうのは、いい加減にしろよと思ってしまいます。

「大阪府の宿泊療養施設の療養患者41人を対象に1日4回、「ポビドンヨード」によるうがいを実施したところ、ウイルス陽性率の低下が認められたという。4日間でうがいを実施していない人の陽性率は40%までしか低下していないのに対し、うがいを実施した人の陽性率は9.5%まで低下したという」
~日本ネット経済新聞 2020年8月4日記事【コロナ感染対策に効果?!『イソジン』など「ポビドンヨード」配合のうがい薬が通販でバカ売れの可能性】より

「うがい薬を買いに走るような話ではない」吉村知事・松井市長の“効果期待”発表に辛坊治郎が疑問

陽性率が下がったって言ったって、別に「コロナという病気が治った」のではなくて、「検査をする部位のコロナウイルスが減った?(感知されなくなった?)」というだけなわけです。

この話も、そもそもPCR検査の陽性者=コロナ感染者ってな、昨今の風潮そのものなわけですが・・・・・

なんだかなあ。

マスコミが馬鹿なのか、馬鹿な国民に迎合するためにマスコミが合わせているのか、馬鹿な国民に迎合するためのマスコミを使っている維新が・・・・なのか・・・・・。

なんだかなあ。

政治,時事

Posted by ymo