有名人が死ぬと動き出す世論って・・・・・なんだか悲しい
今にして思えば、新型コロナウイルスについて、「怖い病気だ」というイメージが広がったのは、有名人が死んでからだったような気がします。
代表的なのは、志村けん、そして岡江久美子。
特に志村けんさんが死んだときの、マスコミの騒ぎは凄かった。


志村けんさんが死んだのは3月29日。
偶然なのか、9日後に緊急事態宣言が発令される。

その前からすごかった「コロナ脳」は、ここから一気に加速して行ったような気がする。

だけれども同じ5月には、コロナ、コロナ騒ぐことによって、自殺者数が将来急増することに警笛を鳴らしている人達もいた。
コロナ不況でいったい何人が自殺するのか、野村総研の景気予測から数値を出してみてぶったまげる – More Access! More Fun
私の大好きな永江氏のブログでは、かなりの回数、自殺者が急増することに警笛を鳴らしていたのだが、当時5月位には、そんなことを言っているのは、一部の識者だけだった。
自殺者が増えることを見越して、経済を止めるななんてその当時言っていたら、(もちろん恐らく今も)袋叩きに合うことは間違いなし。
ところが、最近になって、どうもその雲行きが変わるかもしれない転換点が現れた。
またもや有名人助けになるわけですが、
7月18日 俳優 三浦春馬
9月14日 女優 芦名星
9月20日 俳優 藤木孝
9月27日 女優 竹内結子
と、原因がいまいち不明なまま、自殺者が相次ぎ、なんとなくこの先、自殺が大きな問題になっていくかのような不安が、一般人に浸透していっていると思うわけです。
そもそも論、志村けんさんが死んだのも、コロナであったというだけで、直接的な死因については、あまり明確になっていません。(少なくともググった感じでは。)
そうとは言えませんが、そもそも志村けんさんは、基礎疾患があって、たまたまコロナにかかったので、死亡してしまった可能性はないのでしょうか?(別にインフルエンザでも死んでいたかも。)
そして今回の芸能人の自殺だって、コロナとなんら関係ないかもしれません。
しかしながら、世論はそうは動かないようです。
志村けん コロナ 死亡 → コロナは怖い病気
芸能人 多数(?) 自殺 → 自殺者が増えるのは問題だ
どうも世論はこんな感じになりそうな気がします。
なんだかなあ。
コロナについては、そんなに恐ろしい病気なのかという議論は、データをもってなされません。
自殺者については、そもそも社会的問題なのに、こうした有名人が死ななければクローズアップされません。
そもそも20歳~39歳までの死亡原因のトップは「自殺」です。(第8表 死因順位1)(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合2))
有名芸能人が死ぬと動く世論って・・・・・・
なんだかなあ。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません