執行役員とはなんぞや
なんか、私の行っている会社で、役員会メンバーがマンネリ化しているんで、増員しようということで、新たに「執行役員」っちゅうのを作ろうという動きがあるようです。

そりゃぁね、役員会って、役員が出席するもんだし、零細中小企業の役員なんて、そうそう増やさないでしょよ。
で、そこの会社の社長が、名刺に「執行役員」って入れるのは、なんかおかしい気がするから、他の役職は何かないかって・・・・・。
いやいや役職って、別の仕事内容も権限も変わらないのに、役員会に出て、多少意見を求められる人に、役職って何って言われてもねえ。
なんだかなあ。

役職っていうとこんな感じだから、どれにしたってそぐわないよな。
それだったら「執行役員」でいいと思うんだけどね。感覚的に。
それに「執行役員」って名刺に入っている人も、普通にいるしね。

でもまあ執行役員って、なんなんだろうって知らなかったから、ぐぐってみたところ、

なんだそうな。
となると、細かいことを言えば、別に「事業運営を担い責任を持つ」わけではないんだけど、まあ、その辺はいっかな。
個人的には、表見代理の方が興味があって・・・・・
つまり、「社長」という名刺で取引した人を「代表取締役」と誤認した場合は、「表見代理」が成立するけれども、「執行役員」が「役員」と誤認された場合は、どうなるのかな?と。
でもどうやら表見代理は、会社の場合、あくまで代表権の問題であり、取締役を含め、最終決定権があるとはみなされないので、表見代理にはそぐわないような感じに、色々ググってみると、読めますが・・・・・

まあ「執行役員」の名刺を持っていって、私みたいに「取締役」(会社法上、登記される)とは違うのに、そうなんだと思い込んでしまう人はいると思うので、その辺、「俺は重要役職に就いている重要人物なんだぞ」と色々他に言ってしまえば、その辺はもう別の法律(例えば詐欺)で裁かれると思うので、その辺の線引きは微妙だと思いますが・・・・・
いずれにせよ「執行役員」という肩書を名刺に書き込んでも、大きな問題にはならないような感じです。
まあそもそも「執行役員」は「事業運営を担い責任を持つ」という役職であり、そうさせなければ、役職名倒れっていうことになりますからね。
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