世の中に逃げ切れること

まあ、ぶっちゃけ、グレーな話です。
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さて、「人間は生きているだけで他人に迷惑をかけている」なんて、小説や映画や漫画のセリフのようですが、この世に法律に違反しないで生きているなんて、まっとうな人はどれだけいるのでしょうか?
私なんか交通違反(スピード違反含む)なんか・・・・(あ、やばい。)
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まあ、どこまでやったら、どうなるかなんて、それはその時の問題で、調子に乗っていつまでも同じことをしていると、ある日突然捕まるなんていうことになっちゃうわけですが・・・・・
以前に「太陽光のパネルって動産なんだ」で、

競売で買った建物についている太陽光パネルは、誰のものなのでしょうか?
もし競売になった建物の元の持ち主が見つからず、買い主は元の持ち主から譲渡されたという契約書等を作れなかった場合、太陽光パネルの持ち主は誰なのでしょうか?
この太陽光パネルを入れる際に、ローン会社が太陽光パネルを割賦販売で、元の持ち主に売っていた場合、ローン会社は支払いが済んでいない場合、その太陽光パネルの所有権を主張出来ないのでしょうか?

 
と書きましたが、これには後日談があります。
とある競売物件でこれと同じようなことが起きました。
①B不動産会社は、競売物件で、太陽光パネル付きのアパートを落札しました。
②B不動産会社は、旧所有権者から、動産の放棄についての書類をもらいました。
③B不動産会社は、太陽光の売電契約も引き継ぎ、東京電力から売電の料金が入りだしました。
④競売落札から半年も経過して、太陽光パネルは割賦販売で、我々に所有権があると、Cリース会社よりB不動産会社へ、弁護士を経由して内容証明が届きました。
 
さて、その後この問題はどうなったのかというと、
 
⑤B不動産会社は顧問弁護士より、リース会社代理人弁護士へ、そちらの費用負担において、当方の建物及び賃貸関係に傷を負わせずに撤去できるならしてくださいと連絡。
 
したところ、その後、リース会社から、何も言ってきません。
そして、もう1年が経過しようとしております。
その間、B不動産会社には毎月売電料金が入金されております。・・・・・

なんだかなあ。

もしかしたら、リース会社の代理人弁護士が忘れているのかもしれませんが・・・・・

なんだかなあ。

私の記憶では、リース会社の債権は1000万円以上。
確かに、太陽光パネルの動産だけ撤去していっても、二束三文、いくらにもならないでしょう。
でもそれだったら、B不動産会社と交渉して、B不動産会社に太陽光パネルの買取を要求するとかしないのでしょうか?
不思議で仕方ありません。
結局、泣きを見たのは、おそらく保険会社。
リース会社は、保険会社からある程度はお金を回収しているでしょう。
元の所有権者は、銀行から借りて、返済しないで、そのまま。
銀行は競売だけでも、元金も充当できずに、おそらく貸し倒れ。
なんか不思議な仕組みになってますね。はい。
この先どうなるかは分かりませんが、
B不動産会社は、太陽光パネルをただでぶんどり、そして太陽光売電売上もだたでぶんどり・・・・
このまま逃げ切れれば・・・・

世の中にこうして逃げ切れることもあるのでしょうか?

 

法律

Posted by ymo