濃厚接触者について一言

2021年1月11日

濃厚接触者・・・・・面白い言葉が飛び交っているものです。

読んで字の通り、「濃厚」に「接触」した「者=人」という単語でありますが、今聞けばコロナに関する単語と、誰しもが理解する単語となりました。

「濃厚」を辞書でひも解くと

のうこう【濃厚】《ダナ》
1.味・色などが濃いこと。こってりとして、あっさりしていないさま。対義語:淡白
2.その可能性・要素などが強く感じられること。 「敗色が―だ」

なんだそうな。

で、なんでこんな話をいまさらしているかというと、実はこの期に及んで、保健所ではコロナ感染者(PCR検査陽性者)が出ると、「濃厚接触者」の特定作業というのを行っております。

1月7日感染者数、全国で7,563人だそうで、その一人一人の「濃厚接触者」を洗い出すとか、無理だろ・・・・とか思ってしまいますが、やってるんです。

実は1月7日に、私の行っている事業所の従業員の一人が「濃厚接触者になったかもしれない」という話をしてきて、保健所から問い合わせがあったそうです。

まあ当然なんですが、やってるんですね。

で、結局「濃厚感染者」にならなかったのですが、その時に聞いた話にびっくりしてしまったのです。

その人は、コロナ感染者が出た職場に彼女が勤務しており、彼女と同棲しているために、濃厚接触者か!という話になったそうですが、

コロナ感染者に、15分以上、マスクなしで近接していなければ、問題なし」ということで、彼女は無罪放免?となり、彼も濃厚接触者にならなかったと言うのです。

まあ、限界があるとは言え、単なる聞き取り調査ですし、「マスクしてました」の一言で、濃厚接触者にならないとか・・・・・その保健所の調査に意味はあるとしても、そんな非科学的な・・・・。

濃厚接触者の定義は?

厚生労働省では以下のように記載がされています。
濃厚接触者は、新型コロナウイルスに感染していることが確認された方と近距離で接触、或いは長時間接触し、感染の可能性が相対的に高くなっている方を指します。

濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は上述のとおり、1.距離の近さと2.時間の長さです。
必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(1m程度以内)で15分以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。

新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者ってどんな人?濃厚接触者と言われたら?

う~ん、職場であってもなかなか1メートル以内に15分以上って、隣の席でもない限り、近接しませんよね。

それも、感染予防=マスクなしでって・・・・・。

なんだかなあ。

なんか、この調査って、ざるの網目が粗すぎて、漏れ漏れって気がするのは、本当に私だけなのでしょうか?

全国の保健所の担当者はこの作業をさせられているってことで、なんか過負荷過ぎません?

で、考えてもみなかったのですが、大相撲は、初場所を予定通り行うそうなのですが、相撲が「濃厚接触」「三密」に当たらないって、なんかおかしくないですか?

なんだかなあ。