国のやることっていい加減 公売の話

まあこのブログでは、よく競売の話を出しますが・・・・・競売は裁判所が取り仕切っていますが、競売によく似た売却方式に、公売というのがあります。
公・・・・おおやけ・・・・つまり公共機関、公共自治体が、色々なものを売却する話であります。
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(まあ、不動産なんですけど)
国・・・税務署が、相続税の滞納を差押たとか、そういった不動産を売りにだすと、国売(こくばい)といったりします。
souzokuzei
今回はそのお話。
国が、差し押さえた不動産をそのまま持っていても、何をするわけでもありませんし、当然お金にして、税金を回収したいので、「国売」をするわけですが・・・・・
売りたいわけですから、商品説明?はきちんとすべきと、一般的には思ったりします。
が、しかし、

  1. 公売財産については、あらかじめその現況及び関係公簿等を確認してください。
  2. 公売財産に隠れた瑕疵があっても、執行機関(国)は、担保責任を負いません。
  3. 執行機関(国)は、公売財産の引渡義務を負わないため、使用者又は占有者に対して明け渡しを求める場合や不動産内にある動産の処理などはすべて買受人の責任において行うこととなります。

 
と書いてあったりします。
でも、これを読んで普通の人なら思うはずです。
う~ん。何が起こっても売る側は知らないよって書いてあるよなあ・・・・・

おまえ本当に売りたいのかと。

もちろんそこ(=その不動産)には、様々な権利関係が複雑に絡み合っていることは承知していますが、なんでもかんでも国(売る側)は責任取らないけど、買ってねっていうのはどうなんでしょうか?
でもっとも不思議なのは、これだけ競売がいろいろな問題をクリアして、普通の人も参加しているのだから、国を始めとする公売も裁判所に任せてしまえばいいのにと思うのですが・・・・・・
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これも縦割り行政?というか、自分の権利は手放したくない症候群なんでしょうか。
なんだかなあ。

法律

Posted by ymo