続編:STAP細胞・小保方、その後
さて、このブログでは、STAP細胞について、3回記事を書いています。
公知・引用・盗用・STAP細胞論文
STAP細胞論文の件 小保方さんだけが何故叩かれる
STAP細胞論文 小保方さんは何が悪かったのか?
いずれも、小保方さん擁護?ではないけれども、なぜ小保方さんだけが叩かれるのか?という点について、書きました。
で、今回は、擁護します。
なぜ小保方さんを擁護するのかと言えば、
小保方叩きは国益を損う ( 武田邦彦氏ブログ)
問題の本質を問うべく、敢えてナショナリズム的に訴えます。そもそもSTAP論文を取り下げ、のちにSTAP細胞の存在が、海外の研究者によって証明された場合、その特許権を外国に譲り渡すことになり、ひいては国益を損います。一方的な小保方バッシングから、どうか目を覚まして下さい。
ということです。
で、結局こうなりました。
STAP細胞が証明された 【朗報】 ドイツ研究チームがSTAP再現に成功!!!!!!!
なんだかなあ。
私も批判は大好きです。
だから、仮に小保方さんが悪い人であって、その批判をすることを、非難する気にはなりません。
でも、次の点はどうしても、今でも納得できません。
①何故、STAP細胞そのものの存在について否定しようとしたのでしょうか?
今にして思えば、理研や早稲田大学は、STAP細胞がないということを発表したがったのは、単なる責任逃れからではないでしょうか?
その点については、大きな勘違いだと思うのです。
非難されるのは、STAP細胞が簡単に手に入るかのような報道を一時的にでも許した行為です。
多くの専門家が指摘しているように、実験の成果は、簡単な条件の違いによって大きく左右されます。
多くの論文は、その内容について、最初から100%間違いがないことなんてないということはあり得ません。
STAP細胞があるかもしれないことを発表したことに価値があるのであって、STAP細胞が再現できないことはそんなに問題なのでしょうか?
一般消費者に靴を1000円で売るのとはわけが違います。
靴を1000円で売ると言って、1000円で売らなければ詐欺です。
しかし、靴が1000円の売価でできるかもしれないと発表したことは、詐欺でもなんでもありません。
話を元に戻しますが、あるかないか分からないものについて、ないことを証明することに、意義のある場合もあるでしょうけれど、今回のような場合には、全く意味のない行為と思うのは、私だけでしょうか?
なんだかなあ。
②STAP細胞そのものの存在について、きちんと論理的・実証的に、つまり科学的に否定したのでしょうか?
小保方騒動のあと、理研(?)は、小保方さんと同じ(?)方法で実験を繰り返しSTAP細胞が出来ないという試験結果を報告したと記憶しています。
でも、それは何の意味があったのでしょうか?
もちろん小保方さんの実験方法では、STAP細胞が出来ないという仮説に対する答えの一つだとは思いますが、それとても、科学的根拠に基づくものとなるのでしょうか?
もっと言えば、あるかないか分からないものを、ある一つの方法に従ってないと証明することは、小保方さんの実験はだめだったということを証明するだけであり、STAP細胞がないという証明になっていないと思うのです。
つまり、理研の報告で、世の中にSTAP細胞がないかのような錯覚を起こさせることは、科学世界のマイナスになるだけでなのではないでしょうか?
なんだかなあ。
結局、外国の科学者に、いいところを持っていかれ、下手すれば特許も取られてしまったりして・・・・
なんだかなあ。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません