マイナンバーどんどん後退か？
マイナンバーってどうなったの？でも書きましたが、なんかどんどん後退している気がします。
それも背水の陣とかではなくて、なんとなく後ろへずるずると。
Q1-1 扶養控除等申告書には、いつから従業員等のマイナンバー（個人番号）を記載してもらう必要がありますか。
（答）
扶養控除等申告書は平成28年1月以後に提出を受けるものについて、従業員本人、控除対象配偶者、控除対象扶養親族等のマイナンバー（個人番号）を記載してもらう必要があります。
なお、平成27年中に「平成28年分の給与所得者の扶養控除等申告書」の提出を受ける場合であっても、平成28年分の給与所得の源泉徴収票（税務署提出用）に記載するために、従業員等にマイナンバー（個人番号）の記載を求めても差し支えなく、国税庁においてもホームページ等でご案内してまいりました。
（情報源: 源泉所得税関係に関するFAQ｜社会保障・税番号制度＜マイナンバー＞について｜国税庁）
この文章、本当にちゃんと国の人が書いてるんでしょうか？
「記載してもらう必要があります」と書きつつ、会社側は「記載を求めても差し支えなく」とあります。
なんだ、その差し支えなくって・・・・・別にこの程度なら書かないって誰も。
で、最近こんな文章も追加されてます。
Q1-3-1 税務関係書類について、マイナンバー（個人番号）の記載を不要とする見直しが行われたとのことですが、扶養控除等申告書には、従業員等のマイナンバー（個人番号）の記載が必要ですか。 （平成28年5月17日追加）
（答）
扶養控除等申告書には、従業員本人、控除対象配偶者及び控除対象扶養親族等のマイナンバー（個人番号）の記載が必要です。
なお、平成29年1月1日以後に支払を受けるべき給与等に係る扶養控除等申告書については、給与支払者が従業員等のマイナンバー（個人番号）等を記載した一定の帳簿を備えている場合には、その帳簿に記載されている方のマイナンバー（個人番号）の記載を要しないものとされました。
なんだかなあ。
書けって言うのが、こうすれば書かなくてもいいよとか・・・・・、まあお役所の人は、きっといろいろな言い訳をするんでしょうけれど、実務に即したとか、でもこれって普通の感覚でいえば、後退ですよね。
だって、こんな実務的なこと当然前々から分かっていたことですから。
で、今初めて気づいたのですが、（情報源: 源泉所得税関係に関するFAQ｜社会保障・税番号制度＜マイナンバー＞について｜国税庁）このページ、一回読んで意味が全て分かったら天才です。という位、細かすぎて笑っちゃいます。
なんだかなあ。
話は逸れてしまいましたが、この他にも続々と記載しなくてもいいよってな書類が増えています。
実質28年分の申請・届出も個人番号の記載不要で問題ない
なんだかなあ。
これって、いい意味に捉えれば、実務負担軽減ですが、大原則は書けよといいつつ、こうすれば書かなくていいよとか、もう細かすぎて訳が分かりません。
本当、この国のお役人は自分たちの仕事を増やすのが本当に大好きです。
（追加記載）
実は最近、娘から「マイナンバーの紙、どこ行った~」と家族メンバーのラインに書き込みがありました。
どうやらバイト先より聞かれたそうです。
ちゃんとマイナンバー聞く会社もあるんだなあと・・・・・うん。うん。