不動産公売・・・・・5年縛り

2020年5月27日2020年6月21日

公売(こうばい)は、原則としてどなたでも参加できる、国(国税局、税務署)が差し押さえた財産を入札などによって売却する制度のことです。
https://www.koubai.nta.go.jp/auctionx/public/hp001.php

まあ、国だけではなくて、地方公共団体（県・市町村）なんかもやってるですけどね。

で、この公売で、不動産を扱うと、不動産公売という訳。

裁判所でやると「競売」。

日本語って難しいね。

で元に戻りますけど、「売却」する制度なんですが・・・・・・

不動産公売の場合、不思議なルールがあったりします。

それが、「５年縛り！」

８契約上の特約
売買契約にあたっては、次の条件を付すこととします。
(１) 禁止用途
（中略）
③ 落札者は、売買物件について、引渡しを受けた日から５年経過するまでの間に、次に掲げる
行為をすることはできません。
ア所有権を移転すること。
イ地上権、質権若しくは抵当権その他の担保を目的とする権利又は使用貸借による権利若し
くは賃借権その他の使用及び収益を目的とする権利を設定し、又は移転すること。
ウ前２号に掲げるもののほか、売買物件に係る権利を第三者に譲渡すること。
令和２年度第１回入札参加要領

５年経過するまで第三者に売却できない！

つまり転売禁止ですね。

不動産業者になんか売ってやんないよ、一般の人ならいいよってことなんでしょうね。

それにしても、市なら市有地を売るんですから、財政上の理由だとは思うんですが、そんなに転売ってしたらまずい所ばかり、売りに出るのでしょうか？

というのも、この５年縛り、公売において割とポピュラーなルールのようです。