税務署・書類廃棄
いつもながらマスコミの報道は、意味が分からない。
国税庁は21日、札幌や東京、広島など全国の7国税局管内の税務署で、住宅借入金等特別控除証明書の控えなど文書計約1万9千枚の誤廃棄が判明したと発表した。
税務署で文書1万9千枚を誤廃棄 7国税局管内、情報流出なし
文書は職員が立ち会って溶解処理したことを確認しており、個人情報の流出はないとしている。
また、既に国税庁のシステムで登録・管理しているため、課税上の影響もない。
国税庁によると、誤廃棄されたのは07〜09年分の住宅借入金等特別控除証明書の控え約5千枚や、04〜12年度分の個人事業の開業・廃業届け出書約1万4千枚。
同庁の山県哲也広報広聴室長は「保存期間の確認、廃棄時の照合作業を徹底していく」とコメントした。
誤廃棄したと書いているし、広報広聴室長のコメントはなんか悪いことした感が少しだけ出ているコメントになっている。
で、全体としては、これって何が悪いのって感じがする文章になっている。
だって、「個人情報の流失はない」「課税上の影響もない」って言い訳?が先に立ち、結局何が悪いのか?何が問題なのか、書いていない。
マスコミの報道は、ただ垂れ流すだけ、そこに何の意味があるのか?、何が問題なのかは、言及しない。
この件、ググると、かなりの数のマスコミが同じニュース?を流しているけど、同じ文書をただ垂れ流すことに何の意味があるんでしょう・・・・
なんだかなあ。
おもしろいのは、全国の中から、札幌だけの分をちぎり取って、「税務署 書類7300枚誤廃棄」(2020/12/31リンク切れ)というニュースを流しているNHKニュースウエッブ。
どこからどうみても、同じニュースなのに、北海道分だけ抜き取って報道している・・・・・。
なんだかなあ。
ところで、すごく不可解なのは、このニュースを流す意味です。
特に悪いことした感もない感じで「広報」担当の人が、マスコミに情報を開示しているわけですが、自らを罰せないから、マスコミに情報を流すことによって、他人の目が入っている感を出したいのでしょうか?
こうした税務署の誤廃棄は、別に目新しい問題ではなく、ちょっとググれば、
上尾税務署 相続税申告書を誤廃棄
上尾税務署 相続税申告書を誤廃棄
関東信越国税局はこのほど、管轄エリアにある上尾税務署(埼玉県上尾市)が法定保存期間(10年)満了前の相続税申告書274件を誤って廃棄書類に分類し、溶解処分していたことを公表した。他にも修正申告書や税理士の税務代理権限証書などの文書もミスで廃棄していた。いずれも税務署が相続税額の増減をできる期限は過ぎているため課税に影響はなく、また申告書の写しは保管されているため業務上の支障はないという。
ってな感じであるわけで・・・・・
なんだかなあ。
自分達で守れないルールを他人に守らせようとするのは、どうなんだろうと思ってしまうし、納税者(国民)からすれば、当然の思いとなるわけですが・・・・・。
こうした行為を秘密にされるのもどうかとは思いますが、守れないものを「守れませんでした~、でも問題ないです。」みたいに情報を出されるのもどうかと思います。
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