またまたマイナンバーカードの無茶ぶり構想ー免許と一体化
当ブログでは、かなりの回数、マイナンバーカードについて見てきました。
で、今回はこれ。

国や地方のデジタル化を検討する政府の作業チームの会合が開かれ菅総理大臣は、マイナンバーカードと運転免許証を一本化する仕組みの導入を、目標の令和8年中からできるだけ前倒しするよう指示しました。
マイナンバーカードと免許証の一本化 前倒し導入を 菅首相(2021/2/24リンク切れ)
これだけ読むと、ええことやねん、と思うのです。(なんで関西弁なんやねん。)
マイナンバーカードって使う機会が少ないわけで、利便性を考えれば、他に絶対に所持することを義務づけられている免許証と一緒にするのは、ありでしょうと、思うわけです。
そもそもマイナンバーカードの再発行が現状では1か月かかり、免許証と合体すれば、それはないやろということになるわけですし。
※申請から発行まで約1か月かかります
マイナンバーカード(個人番号カード)の発行・交付について
ところがです。
そのうえで「今、必要なのは、変化に対応するスピードだ」として、マイナンバーカードと運転免許証を一本化する仕組みの導入を、目標の令和8年中からできるだけ前倒しするよう指示しました。
マイナンバーカードと免許証の一本化 前倒し導入を 菅首相(2021/2/24リンク切れ)
また、令和4年度中にマイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載できるよう、来年の通常国会での法改正を目指して準備を進めるよう求めました。

そこで登場してきたのが「スマホ免許証」計画である。マイナンバーカードに内蔵されているICチップに運転免許証の情報を登録し、ゆくゆくは免許証の機能をスマートフォンにも持たせようという「モバイル運転免許証」制度案――のことだ。
菅政権「スマホ免許証」計画が危険かつ不便極まりない…苦肉のマイナンバーカード普及策
なにせ「マイナンバーカード普及策」の一環なので、運転免許証に内蔵されたICチップの情報をもとに「スマホ免許証」を利用できるようにするわけではなく、今の計画では、あくまでもマイナンバーカードを経由させないと「スマホ免許証」は交付してもらえないみたいだ。決して評判が良かったとは言えない「マイナポイント」事業に続く、マイナンバーカードを持っている人だけが得する特典のひとつなのだろう。
どうやら、免許証にマイナンバーカードの機能を乗っけるのではなくて、あくまでマイナンバーカードありきで、マイナンバーカードに運転免許証をのっけるという計画のようです。
おまけに、運転免許証はスマホにのっからないのに、マイナンバーカードはスマホを乗っけようという意味不明な計画。
これは普通に考えれば、どう考えても意味不明な案。
①マイナンバーカード→運転免許証
②運転免許証→マイナンバーカード
誰がどう考えたって、既に運転免許証は持っているわけだし、一緒になったからと言って、使い道もないマイナンバーカードを新たに取得して、その上で免許証機能をのっける?人がいる?
ほとんどいないでしょう。
そしてどうしてスマホに乗っけるかなぁ・・・・・。
スマホ使ってない人は切り捨て?
そもそも運転免許証のように広く持たれているものを先にスマホにのっけないで、普及していないマイナンバーカードをスマホに乗っけるっていう構想が意味不明。
頭でっかちな構想だよな。
運転免許証じゃなくて健康保険証だってあるだろうに・・・・・・。
全く国民の利便性を無視しているよなぁ。
とにかく使い道なんだってばさぁ。
なんだかなあ。
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