読売新聞の発行部数減少の話

ひょんなことから、読売新聞の発行部数が激減しているという話を聞きました。
名称未設定
ぐぐって見ると、こんな感じ。
【読売】
2013年11月:10,007,440→2014年4月:9,485,286 ▲522,154
【朝日】
2013年11月:7,527,474→2014年4月:7,441,335 ▲86,139
めざといネット民はこれだけを持って、オワコンの新聞がいよいよ本格的にオワコンってな論調ですけど。

オワコン(おわコン、終わコン、終わったコンテンツとも)とは、主に一般ユーザーに飽きられてしまい、一時は栄えていたが現在では見捨てられてしまったことを指すネットスラングである。正式な名称は「終わったコンテンツ」である。

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52万部の減少っていうとすごいんですけど、5.2%減少っていうと、大したことないかなと思えます。(まあ5.2%だってすごい数字だとも言えなくもないですが。)
まあ新聞がオワコンだとは私も思いますが、この数字だけでは、なんとも言えませんね。
実はというか、私が思うに、ABCの数字って、かなり操作されていると思うのですよ。
ABC=一般社団法人日本ABC協会
Logo
それは新聞なら新聞社が操作しているっていう意味ですけど。
例えば、

「そもそもなぜ2014年11月に上がり、2014年12月にこんなに落ちたのか」という疑問がTwitterで散見された。おそらく東日本大震災以降、落ち込んだ部数を取り戻す目標として、毎年11月に行われる読売新聞社の創立記念式典をターゲットに設定。そこで「今年もみなさんの頑張りで1000万部達成」を宣言するため、各販売店に目標部数を設定し、部数を積み上げたと推測される。販売店はその目標に合わせ1カ月の短期契約などに精を出すが、その反動が翌月にどっと表れたということなのだろう。

ってな記述に見られるように、本当に読んでいる人を数値化するのは、かなり難しいわけです。
また「押し紙」なんていう言葉もあるわけですし・・・・
新聞業界で常態化、エスカレートする「押し紙」
なんだかなあ。
雑誌でも新聞でも、印刷されている部数と、実際に読む人の手元に行く部数ってかなり開きがあると思うのですよ。
ちょっと話が違いますが、新聞折込求人広告会社の公称発行部数って、実は新聞折込の会社に聞いたりすると
「あ、あれ、全然嘘ですよ。あの会社、毎月部数変更して、だいたい少なめに配ってますね。」
なんて言う話を聞きました。
ひょええええとか思いますが、業界では当たり前の話のようです。
その数字を堂々とABCの数字だなんて言ったりしているので・・・・・
なんだかなあ。
もちろんABCの数字が全くあてにならないとは思いませんし、方向性としては間違っていないと思いますが、数値自体に厳格な意味はあまりないと思います。
201002210043196c4s
ご注意を。

時事

Posted by ymo