おもしろい人に会いました
まあ関係している会社が不動産業で、競売も扱っているので、おもしろい人やおもしろい事に出会うことは、多々ありますが、今日も面白い人に会いました。
関係先が絡んでいる不動産が競売となり、とある会社が落札しました。
私が住んでいるのは本州のとある小県ですが、落札されたのはなんと北海道の方。
北海道の人が、こんな遠くの競売物件を買うなんて、なんじゃらほい、と思いましたが、わざわざ北海道から見えられるということで、本日お会いすることとなりました。
で、分かったのは、その方は、ここ10年以上、全国の競売物件の、それも土地収用になる物件ばかりを選んで、入札・落札している方だというのです。
土地収用(とちしゅうよう)とは、日本国憲法第29条第3項「私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用いることができる。」に基づき、公共の利益となる事業の用に供するため、土地の所有権その他の権利を、収用委員会(委員は都道府県議会の同意を経て任命された収用委員により構成される行政委員会)での審理や裁決など、一連の手続きを経てその権利者の意思にかかわらず、国又は地方公共団体等に強制的に取得させる行為をいう。
まあwikiによると、こうなりますが、簡単に言えば、区画整理とか道路拡張とかで、国または地方自治体が買い取ってくれる予定がある場所だという話です。
その方は自称「賞金稼ぎ」とうそぶいていました。
入札した、つまり購入した金額が高すぎれば赤字になることもあるし、場所によっては、いつまでたっても買い取りの話がこなかったり、様々なことがあるけれど、儲かるときは儲かるんだよと言って、笑っていました。
おもしろご老人でした。
- 最初は個人でやっていて、「収用等により土地建物を売ったときの特例」を受けていたが、数年経過したら、税務署がやってきて「あなたは毎年同じようにやっているので、それは業としてやっていることだから、この適用は受けられない」と言われた。
- 昔は1,000万円で買った土地に、木を1,000本植えて、3,000万円になったことがある。
- とにかく収用される土地の上に、ゴミではない何かを置いておけば金になる。
等々、豪快なご老人でした。
譲渡所得から最高 5,000万円までの特別控除を差し引く特例
まあ、その人曰く、
- 毛の生えた心臓を持ち、
- なんでも相手に物おじせずに話せて
- 数千万円を瞬時に動かせる金を持って
というようなことがないと、できないよ、と言っていましたから、とても私には真似できない話です。
なんでも競売物件資料を年間3万件以上見ているとも豪語していました。
私なんか50歳前半でもうふうふう言いながら仕事をしているのに、その方はどうみても60代後半か70代なのに、自分ひとりで全国を渡り歩いているそうで、とてもそんなバイタリティーはないなあと感心するやら、あきれるやら。
なんだかなあ。
なのでした。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません