年金、強制徴収を所得300万円以上に拡大 納付率上げ

タイトルおかまいなしに、話はずれますが、蓮舫氏の二重国籍問題にしてもそうなんですが、世の中曖昧にしていることが多すぎますよね。

なんだかなあ。

国籍法という法律に、国籍はひとつを選択しようと決めているのに、そうじゃないとどうなるかは書いていない、なんていうのは法律としてお粗末すぎやしませんか?
そりゃ法律には訓示的規定もあるでしょうけれど。
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さて、タイトルの年金の話。

年金、強制徴収を所得300万円以上に拡大 納付率上げ
厚生労働省と日本年金機構は、国民年金保険料の強制徴収の対象を広げる。現在は年間所得350万円以上の滞納者に実施しているが、2017年度から300万円以上にする。国民年金保険料の納付率は60%程度で低迷している。保険料の滞納に厳しく対処し、納付率の向上を狙う。

情報源: 年金、強制徴収を所得300万円以上に拡大 納付率上げ – kzunoguchi
 
国民年金て、別に自主選択制な訳ではなく、払わなければいけない人は払わなければならないもんなんです。
ところが、強制徴収の対象を広げる、ですからね。
意味が分かりません。
払わなければいけない人がいる。でも強制ではない。って、まずこの時点で矛盾してますよね。
更に年収によって強制徴収したり、しなかったりって、そっちの方が問題な様な気もしますが。
ネットでは、

納付率6割ということで、既に350万円以上で実施しているという「強制徴収」という仕組みはワークしていないということなので、所得のバーを引き下げても実効性はなそう。

とか、

2年連続の基準引き下げの他に検討すべきことは山ほどありそうなもんですがね。
“強制徴収の所得基準は15年度まで所得400万円以上だった。保険料の徴収強化策として16年度には基準を350万円に引き下げた。17年度の実施で、基準の引き下げは2年連続となる。"

ってな論調が目につきます。
世の中か1か0じゃないことは重々承知ですが、この件についても、あまりにもいい加減ですよね。
払わなければいけないのか、払わなくてもいいのか、はっきりしなければならない問題だと思うのですが、何か違うのでしようか?
所得の低い人には免除制度もあり、また税金とは大きく性格が異なるのは分かりますが、決めることは、決めた方が良くないですか?
それとも波風立てずに、なんとなくこのまま続けて行きたいのでしょうか?
もっともそんな事を考える主体も存在しないのかもしれませんが。
このまま何もなく年金制度が続くことはないと識者(って誰?)は、みんな言うのですが。

なんだかなあ。

saisyuu-min
(余談)
よく、この問題になると、先に社会保険の無駄遣いをなくせとか、そうしたことを解決してからにしろという論調が出てきます。
それはそれで正論だとは思いますが、問題点が2つ。
①無駄使いした、無駄遣いしている分だけでは、未納分はそもそも取り返せない、というか恐らく桁が違う。
②感情的には理解できるし、私も大賛成だが、それを言ったらおしまいよ的な感じがする。スピード違反の人を捕まえたら、一台前の車だって、同じスピードで走っていたじゃないかということに類似している気がする。いずれにせよ払うって決まっているんだから、払わなくてもいいことに決めなければならないはず。
 

法律

Posted by ymo