地方を滅ぼす「名ばかりコンサルタント」

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私も昔、経営コンサルタントなんて名乗っていたこともあり、こういう記事は目に留まります。
なんでもこの記事によれば、こういった地方活性化に向けたコンサルタント?が不足しているほど、発注が多いとか。

なんだかなあ。

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そもそもコンサルタントは能力的にはピンキリで、しかも、得意分野がはっきりしています。
そりゃそうですよね。
コンサルタントと名乗れば、万能で素晴らしい人、なんてことはあるはずがありません。
 
ですから、まず能力のないコンサルタントに当たれば、その段階で終了!です。
 
次に、得意分野というのは、どういう業種や職種について専門家なのかということについて、この場合で言えば、地方活性化という観点から専門家なのかどうかという点になります。
まあ流石にこういった専門性はチェックされるんでしょうけれど。
 
そして得意分野というのは、以下のような観点による分類もあります。
①情報収集系
②戦略系
③教育系
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色々な考え方はあると思いますが、プランナーとかいう人のほとんどは①の情報収集系になり、このパターンが一番多いと思います。
実は、これに当たるとろくなことはありません。
計画だけ出して終わりという、最も最悪な形で終わる可能性が高くなります。
その計画も、情報収集しただけですから、その地方に馴染んだ形まで落とし込めていなかったりします。
この場合、地元民の実施体制によってしまうわけですが、アイデアだけもらってうまく行くなんていうことは、かなりむしがいい話だと思うのですが・・・・
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次に多いのが、①より少なくなりますが、③の教育系です。
これに当たると①よりはましで、一生懸命地元の人を教育しようとしますから、なんか進んでいる感じはします。
一部地元民にお人好しがいて、実際にうまく進みかけるかもしれません。
でも、教育系コンサルタントは、推進者を教育し活性化のすることはできても、地方そのものをどのように活性化するかという内容を適切に考えることが出来ないことが多いのはずです。
なので、そこまで。
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そして最も少ないのが、②の戦略系です。
①と同じような感じですが、きちんと地元に即した計画を立ててくれます。
地元に即した計画になっているわけですから、地元民に強力な推進者が少なくても、少しは進む可能性がが高くなります。
でもやっぱり地元での推進体制が重要になることは変わりありません。
 
で、ここまで書いていて分かるわけですが、戦略系で教育系のスーパーコンサルタントが来てもどうかという結論になるのは目に見えています。
 
そもそも衰退している地方で、活性化の推進者は?受け皿は?主体者は?、それもこうしたコンサルタントに依頼するのは、ほんの数年で、下手をすれば1年で終わり、その後は自分たちでやるって、どれだけ大変なんですか?ということになります。
 
一部上場企業のようにコンサルタントにが何か言うと、それを実践できる能力ある人材がいればいいわけですが、そんな人をがいるわけないんです、衰退化している地方に。
 
地元での受け皿もしっかりしていて、ある程度計画をが出来ている。そこへ、地元民の納得のためにコンサルタントを呼んで笛を吹いてもらおうというなら、なんとか理解できますが、そうでなければ大半が失敗するのは目に見えています。
 
ということで東洋経済の記事とはちょっと違う角度でコンサルタントの当たり外れの観点から考察してみました。
 
そう、自分がそうだったからと言うわけではありませんが、コンサルタントは当たり外れがあるんです。

なんだかなあ。

自虐ネタだったのか・・・・・とほほ。
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それにしてもこういう受注を受けるコンサルタントって、余程面の皮が厚くないと出来ませんよね。
地元に住んでいたらとても出来ませんね。
失敗したら、あとあと住みづらくてたまりませんから。

時事

Posted by ymo